テニスのポイントや得点!仕組みはどうなってるの?








ここ最近の日本人テニス選手の活躍により、テニスに興味を持たれている方も多いかと思います。

ですがそのルールに関しては野球やサッカーより複雑で分かりにくいという方も多いはずです。そこで、初心者の方にも分かりやすいテニスのルール説明をしてみようと思います!

4つのテニス用語と得点になる条件

テニスのルールを話す上で鍵となるのが3つの専門用語です。それは、ポイント・ゲーム・セット。それぞれの用語をマスターすることがテニスで勝つことを知る一番の近道となります。詳細はこの後でご説明しますので、先に得点になる条件について進めていきます。

テニスは男女ともにシングルスとダブルスがあります。どちらも同じコートの大きさで試合を行いますが、得点となるコートの範囲が違います。上図の色の付いた範囲がそれぞれの得点となるコートの大きさで、この範囲より外に打ったボールは相手の得点になります。シングルスの方が1人で相手に挑む為、実際のコートは小さくなっています。

得点の決まるルールとしては、まず相手のコートにボールを打ち返せないときが挙げられます。打たれたボールに手が届かなかったり、打ち返したボールがネットに引っかかったりすると相手の得点になります。また、ネット前でのプレー時にラケットがネットに触れてしまうと、得点が決まっていても反則となり相手の得点になります。

さらに、サーブを2回続けてミスすると、これも相手の得点になります。サーブはゲームごとに交代で打ちます。上手の薄く色を付いたところに対角線上の後ろの線のところから打つのですが、2回続けて入らないと「ダブルフォルト」という反則になります。








テニス:ポイントの仕組みとゲームの関係

それでは3つの専門用語を説明していきます。まずはポイント。決まり方は先ほどの通りですが、ポイント=得点が決まると1-0とはなりません。順に0→15→30→40→1ゲームとなります。お気づきな方も多いと思いますが、1ゲーム=4ポイントという関係です。

ただし40-40(互いに3ポイントずつ)になると、「デュース」と言われ、ここから2ポイント差がつくまでゲームが続くことになります。以上がポイントの簡単な説明です。

なぜ1→2→3→4ではなく0→15→30→40なのかと言いますと、あくまでひとつの説ですが60進法という考え方があります。皆さん、時計を思い浮かべてください。1時間=60分を4分割すると…といった具合です。

0分(スタート)、15分、30分、45分がそれぞれポイントのカウントになったというのが有力です。ちなみにですが、なぜ45ではなく40なのかといいますと、単に英語での発音が長い(forty-five)ので(forty)=40にしたと言われています。








テニス:ゲームとセットの関係

次はゲームについてです。前述の通り、1ゲームは4ポイント先取ですが、同じような仕組みで1セットは6ゲーム先取となっています。ただし、ポイントと同じようにゲームも2ゲーム差がないと1セットとみなされません。ですので実際のところは6ゲーム先取でみなされるゲームカウントは6-4までです。5-5や6-5以降になると1セット取る為には7-5になるまでゲームが続けられます。

さらに、ゲームが6-6になると「タイブレーク」という最終ゲームが行われます。まずサーブについては2ポイントごとに交互に打っていきます。但し最初のサーブ側は1ポイント目が終わったらサーブ権が相手に渡り、2ポイント目から2ポイント交代になります。

そしてタイブレークは7ポイント先取制です。こちらも同じく6-6になると、2ポイント差がつくまで続けられます。面白いのは、タイブレークは7-5を1ゲームにする点です。それまでのゲームとの相違点として挙げられます。

ちなみにですが、テニスというスポーツは基本的にサーブ側が有利です。ですので、どのプレイヤーも自分のサーブゲームを取られないように、相手のサーブゲームを奪いに行きます。よく相手のサーブゲームを奪うと「ブレイク」したと言います。








テニス:セットについて

最後にセットについてです。よく試合で○セットマッチと言われます。多いのは3セットか5セットです。3セットの場合は先に2セット、5セットの場合は先に3セット取った方が勝ちです。

よくテニスの試合は時間が長いと言われます。ですが、勝つまでにどれだけのポイントやゲームを取らないといけないかが分かれば自ずと合点がいくはずです。5セットマッチで6-4、4-6、7-6、6-3のゲームスコアで勝ったとすると、戦ったゲーム数は42ゲームとなります。1ゲーム10分だとすると7時間、なんて計算になります。実際は長くても5時間ぐらいですが、意外と体力勝負であることが分かりますね。

まとめ

3つの専門用語から試合で勝つまでの道筋を見てきました。ポイント→ゲーム→セットとそれぞれが繋がっており、一つずつ取っていく事で勝利への道が開けていくことがお分かり頂けたかと思います。ルールを知りたいと思っていた方のお役に立てれば幸いです。