錦織圭に関する海外の評価や反応まとめ








先日のスポーツ選手長者番付(2019年度版)で、テニスの錦織圭選手が日本人選手最高の35位に入りました。その額およそ40億円です。

夢がありますね。今回はそんな錦織選手の海外での評判についてご説明していきます。

海外のテニスファンから見た錦織圭選手

引用元:https://article.auone.jp/detail/1/6/12/112_12_r_20190120_1547983011852676

日本では人気の高い錦織選手ですが、海外ではどうなのでしょうか。

まず、代名詞の「エアケイ」は海外のテニスファンたちにも浸透しており、よく知られた選手になっていることは確かです。
さらに、現在コーチを務められているマイケル・チャン氏とタッグを組んでからの成長ぶりを評価する人が多いというのが現在の錦織選手の評判です。

同じアジア人で全仏大会優勝経験がある同氏の指導の下、本人も認める成長ぶりがタフさと勝負所での攻める気持ちです。錦織選手の試合は良く長いと言われます。フルセットでの勝ち上がりの試合が多いのは事実で、この点に関してはマイナスイメージであるところは否定できません。

ですが、その勝率は現在75.6%で、この数字は次点であるノバク・ジョコビッチを抑えて歴代1位の勝率なのです。勝負所で打ち勝っている証とも言えるでしょう。また現在世界ランキング7位につけており、テニス会のビック4(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー)を脅かす存在として、注目されていることは間違いありません。

まだ、新興勢力だった頃は、アジア人として差別を受けてきたこともありました。そもそもスポーツ界ではなんだかんだで自国の選手を応援するファンが多いため、ヨーロッパやアメリカでの試合が多いテニスでは、昔からアジア人に対する人種差別の目がありました。現在でもそんな野次が飛んでくることはありますが、アジア人同士が手を組んで努力し結果を残している姿にはこれからの夢や希望であるという見方が現地でも強いですね。








海外のマスコミから見た錦織圭選手

引用元:
https://www.thetennisdaily.jp/news/contents/grandslam/australia/20160124_0015892.php

では、もっと目が肥えて見方の厳しいマスコミから見た評判はどうなのでしょうか。

こちらはやはりシビアな評価が多いです。よくあるマスコミ対応として、勝利インタビュー後にカメラにサインするのはよくあるサービスとして日本でもよく話題になりましたね。錦織選手のファンサービスに対しては一定の評価をしているマスコミですが、会見でのやり取りについては少し印象が悪いようです。

と言うのも、錦織選手は会見場ではテニスに関する質問には丁寧に答えるが、それ以外の質問は答えることを控えているようです。

正確には日本テニス協会側が質問内容を制限したり、決まりきった質問しか要望しないと言われている。テニスの会見ではよく、政治的な質問や人種差別についての質問がされたりする。そのような質問に錦織選手は回答しないし、そもそも自己主張の強い回答をテニスにおいてもしないと受け取られている。

丁寧には受け答えするが回答が淡々として面白みがないのだろうか、マスコミ側も錦織選手の次の選手の会見目当てで席取りの為に会見に参加している場合があると言われています。成績についても最初の期待値が高かったせいか、故障が多い点や、タイトルがなかなか取れず、決勝で9連敗してきた点などからどんどん見方が厳しくなっていた。

しかし今年1月の大会で連敗記録をとめ、実に3年ぶりの優勝を果たしてからは復活を印象付け、ようやく大成してきたかとまた少し見られ方が変わってきました。結果の世界ですから、これからどんどん勝ち上がって評価をもっと上げてもらいたいですね。








世界プレイヤーから見た錦織圭選手

引用元:https://www.thetennisdaily.jp/news/contents/atp/20141102_0009525.php

これまでに対戦してきた選手からの評価はどうでしょう。

ビック4それぞれの錦織選手に対する感想を見ていきましょう!

フェデラーからみた錦織圭

「圭が将来素晴らしい選手になる事に疑いの余地はない。世界ランキングのトップ10、トップ5に入れるかどうかはその時次第だが、圭にはそれだけの才能がある」と言っています。

選手の中でいち早く錦織選手の才能に気づいたと言われるフェデラー選手らしい言葉ですね。

ナダルから見た錦織圭

錦織選手が無名のジュニア選手だった頃に練習パートナーに指名していた間柄から、プレーについて賞賛するコメントが多いです。「圭のプレーは凄く速い。彼は凄く早いタイミングで打球しているが、簡単に見えてそれはテニスでは最も難易度の高いプレー。もう少しだけ安定感を増す事が唯一の課題だね。彼は既にテニス選手に必要なすべてを揃えているよ」

ジョコビッチから見た錦織圭

「圭は世界でも類を見ないオールラウンダー。また新たな段階に進んだ。まさに賞賛に値する存在だ。圭のバックハンドは間違いなく世界トップクラス。動きはとても早く、浅いボールはアタックされる」とのこと。バックハンド技術に対してたびたび褒め称えています。

マレーから見た錦織圭

「昨年までのニシコリとの試合はそれほど長いゲームはなかったのだが、今年(2016年)に入ってからのケイとの試合はとても長い。デビスカップもUSオープンもタフな5セットマッチ。来年以降はそうならないよう願いたいね」と言っています。実力的に肉薄してきていることを実感しているのではないでしょうか。このように、実力者からも一目置かれていることが分かります。








まとめ

三者三様の評価や反応が見られたかと思いますがいかがでしょうか。認知度が高く実力があるからこそ、認められたり叩かれたりするものなので、さらに一皮むけてランキング1位になる日を夢見て応援しようと思います。