欅坂46とけやき坂46。初めて聞いた人は何？と思ったのではないでしょうか。実は、欅坂46とけやき坂46の違いを説明するには、先日卒業した長濱ねるのエピソードを抜きにして語ることは出来ません。
今回は、欅坂46とけやき坂46の違いや、けやき坂46が改名してできた日向坂46などについてまとめます。
もくじ
欅坂46とけやき坂46の違い：「漢字欅」の結成
引用：https://sirotaso-wiki.com/keyaki-call/silent-majority/
2015年、乃木坂46に続くあらたなグループのメンバー募集が発表されました。当初は鳥居坂46と銘打たれていましたが、後に欅坂46と解消します。2015年8月21日、最終審査が行われ22名の合格が発表されました。のち、1名が辞退したため21名で活動を開始します。
応募総数22,509名であることを考えると、かなりの狭き門だったことがわかりますね。10月には冠番組の「欅って、書けない？」が放送され、徐々にメンバーの個性がみえるようになって来ました。
11月14日、15日には「お見立て会」が実施されます。これは、坂道グループでは恒例のイベント。加入したメンバーとファンとのはじめての交流イベントが「お見立て会」です。これは、欅坂46だけではなく、乃木坂46、日向坂46でも行われていますよ。
このときには、まだ「漢字欅」という呼び名はありませんでした。
欅坂46とけやき坂46の違い：長濱ねるの加入とけやき坂46
引用：https://keyakizaka-46.org/archives/26440.html
11月30日放送の「欅って、書けない？」の中で衝撃の発表がありました。なんと、最終審査を辞退していた候補者が復活し、メンバーとして加入すると言うのです。そのメンバーこそ、長濱ねるでした。
新メンバー登場の告知を聞いたとき、ひな壇にいたメンバーから悲鳴にも似た驚きの声が発せられていたのを今でもはっきり覚えています。それもそのはずです。本来なら、最終審査を通過したものだけがメンバーになれるはず。それが、例外というか特例のように加入が認められるメンバーがいる。最終審査を合格したものからすれば、容易に受け入れがたいものだったでしょう。
欅坂46の運営もそのことは十分承知していました。そのため、長濱は正規メンバーとは別枠である「けやき坂46」(ひらがなけやき)として扱われることも同時に発表されます。以後、正規の欅坂46を「漢字欅」、長濱ねるとのちに加入する新メンバーを「ひらがなけやき」と呼ぶようになりました。
別枠であることは制服や選抜メンバーでも反映されています。ファーストシングルである『サイレントマジョリティー』では、長濱は選抜メンバーに入っていません。制服もデザインは同じですが色違いのものを着用していました。
『サイレントマジョリティー』のカップリング曲にある『乗り遅れたバス』は、まさに長濱のことを現している曲です。乗るバスは違っても、みんなと同じように坂道を登って意向という決意が伺える曲ですよ。
「けやき坂46」1期生の募集
引用：https://matome.naver.jp/odai/2148064783073108501/2148065260877599803
長濱ねるの加入発表と同時に「けやき坂46」の募集開始が告知されました。当時の告知動画では「けやき坂46」を欅坂46のアンダーグループと位置づけています。実際、運営も乃木坂46と同じように、選抜とアンダーという感覚で募集していたのではないでしょうか。
2016年5月8日、オーディションで選ばれた11名が発表されます。「けやき坂46」は長濱ねるを含む12名で活動を開始しました。活動当初は、独自のシングルなどは発売せず、欅坂46のシングルが発売されるときにカップリング曲を出すという活動スタイルでした。
そのため、知名度も低く、最初は苦労を重ねます。特に握手会ではなかなか集客することが出来ませんでした。後日「日向坂で会いましょう」の中でメンバーは、この時のことを「必死にファンに呼びかけてようやく立ち寄ってもらう状態だった」と振り返っていましたね。
「けやき坂46」兼任解除した長濱ねる
引用：http://keyakizaka-46.org/archives/16430.html
2017年4月、「けやき坂46」の二期生募集が発表されました。1期生たちは、自分たちの存在が不要なのかと感じてしまい、コンサート前にもかかわらず、楽屋に引きこもってしまうほどの衝撃を受けます。今思えば、運営は「けやき坂46」を欅坂46のアンダーグループとしてではなく、ハッピーオーラをコンセプトとした新グループに変えようとしていたのかもしれませんね。そのために、「けやき坂46」の人数を増強し独立できるようにしたとも見えます。
8月には2期生が加入し、あらたな「けやき坂46」の姿が見え始めましたが、9月に大きな出来事が起きます。長濱の「欅坂46」と「けやき坂46」の兼任が解除されたのです。ともに活動してきた1期生に強い衝撃が走りました。
欅坂とけやき坂をつなぐ存在だった長濱の兼任解除により、自分たちの存在意義や今後について不安を持ったのしてもおかしくありません。しかし、1期生たちは新たに加入した二期生とともに、新たなチームで頑張りを見せます。
「けやき坂46」の「日向坂46」への改名
引用：https://realsound.jp/2019/02/post-317618.html
2018年4月、けやき坂46の冠番組である「ひらがな推し」が始まります。MCにオードリーを迎えた新番組は、彼女たちの長所である「ハッピーオーラ」を前面に出した内容となりました。
2019年2月11日、メンバーにもサプライズとなる知らせが発表されました。それが、「日向坂46」への改名です。欅坂46のアンダーとして始まったけやき坂46は、ついに独立したチームとなりました。
さいごに
いかがでしたか。欅坂46とけやき坂46。漢字欅とひらがなけやきの歴史や日向坂46結成までのいきさつをご紹介しました。
わかりにくかった欅坂46とけやき坂46の違いについて、少しでも理解の助けになることができたら嬉しいです。二つのグループの今後の発展に注目ですね。
