握手会での握手の仕方!何秒くらい話せる?








AKB48が「会いに行けるアイドル」というコンセプトを掲げて登場してから早15年。

もうすっかりお馴染みになったのが、握手会です。
しかし、まだ握手会に行ったことがないという人もまだまだ多いのではないでしょうか?

そこで、この記事では今更聞けない握手会の常識についてご紹介致します。

引用:https://sakamichinokiseki.com/nogizaka46/nogizaka-104/

握手会に参加するには?

引用:https://plaza.rakuten.co.jp/ruzerukabu/diary/201704180014/

握手会に行ったことがない人にとって、まず最初に立ちはだかる大きな壁が、「そもそも参加する方法がわからない」という点です。

なんとなく、CDを買ってそこに封入されている握手券を持っていけばいいのだろうと想像はつくものの、具体的な方法はわからないという方はかなり多いのではないでしょうか。

簡単に言えば、そのイメージ通りで間違いではありません。
基本的には握手券と身分証明書を持っていけば、握手会に参加することが可能です。

問題となるのは、握手券の入手方法です。
実は握手会には大きく分けると「全国握手会」「個別握手会」という2種類があり、ぞれぞれ握手券の入手方法が異なります。

CDに封入されている握手券を持っていくという一般の方が思い浮かべる形式は「全国握手会」の場合です。
全国握手会は簡単に言うと、「CDを購入した人であれば誰でも参加できる握手会」です。
この場合、CDの購入はCDショップでもネットショップでも構いません。
CDは凡そ1枚1900円程度で購入することが可能です。

一方の個別握手会は「当選した人だけが参加できる握手会」です。
個別握手会に申し込む場合には、「forTUNE music」でCDを購入する必要があります。
誰でも購入できるわけではなく、事前に握手したいメンバーを指定し、当選した方だけが購入できる仕組みです。
こちらのCDは1枚1100円程度です。








握手会!初めて行くなら全握?個握?

引用:https://www.oricon.co.jp/news/2124672/photo/32/

参加方法の違いが分かったところで、次の問題となるのが「どちらに行った方がいいのか?」という点です。

全国握手会のメリットは、会場に行く時間、誰と握手するのかと言った点において臨機応変に対応できる自由がある点にあります。
また、ミニライブやポスター交換など個別握手会にはない楽しみもあります。
しかし、誰でも参加できるため、参加者が多くなりがちで、人気メンバーともなれば数時間の長蛇の列に並ばなければならないというデメリットも生じます。

一方の個別握手会のメリットは、参加する人数が限定されるので、待ち時間も数十分程度と比較的短くなります
しかし、握手する時間帯、握手するメンバーなどを予め決めて申し込まなければならないので、行動の自由は制約を受けます。

どちらの握手会も一長一短があり、どちらの方が優れているとは一概には言いにくいものがあります。

始めて握手会に参加する方の多くは、握手券の入手方法の容易さから全国握手会を選びがちですが、実際には個別握手会の方がおすすめだとされています。

なぜかというと、全国握手会は自由度が高い反面、スケジュールを自分で細かく設定しないと存分に楽しむことができない場合があるためです。

握手会に詳しい友人等に連れて行ってもらう場合にはそれでも構いませんが、そうでない場合には混乱してしまう事も多いのです。
その為、まずは握手会という雰囲気に慣れるという意味でも、予定がある程度固定される個別握手会に行った方がいいと言われています。








握手会って何秒くらい話せるの?

握手会の一般的なイメージは、「長い時間並んでやっと数秒握手できる」というものではないでしょうか。

これだけを聞くと、大抵の方が「なんて無駄な」と感じてしまうと思われます。

実際に握手会で話せる秒数は、全国握手会で3秒、個別握手会で5秒程度と言われています。
握手券を複数枚纏めだしすることで、秒数を伸ばすことも可能で、10枚出せば10倍の時間握手をすることが可能です。

とはいえ、混み具合によっては短縮される場合もあります。
例えば、全国握手会で10枚出して本来30秒のところを27秒で剥がされる場合もあります。

これでは、1枚分無駄になってしまうじゃないかという訳で、纏めて出さずにこまめに出して何周もする方もおり、これを「ループ」と呼びます。
10枚だとしても、全国握手会ならば約2万円、個別握手会なら約1万円掛かるわけで、「それならキャバクラ行く方がマシ」だと感じる方も多いかもしれません。

しかし、自分が応援するアイドルに直接「好きです」「応援しています」「いつもありがとう」と思いを伝えることができ、直接反応が返ってくるという体験は得難いもの。

何時間も並んで数秒話すだけだなんて労苦に見合わないと誰もが感じるのに、数万人という方々が握手会場に足を運んでいるのは何故か。

彼ら・彼女たちが変わり者だからでしょうか。
それとも、長時間並んででも体験する価値があるからでしょうか。

百聞は一見に如かず、試しに一度、握手会に参加してみてはいかがでしょうか。








まとめ

引用:http://48ers.info/I0000798

以上、今更聞けない握手会の常識についてご紹介致しました。

AKB48グループや坂道シリーズなど国民的アイドルグループと呼ばれるほどの高い知名度を持つアイドルにとって、もはやメインの商材はCDではなく握手会であると言っても過言ではありません。

一般に「AKB商法」と呼ばれ、CDが売れない時代という常識を覆した画期的な方法と評価される一方、握手券を抜き取った後のCDが大量に廃棄されるなど社会問題となっている点も見逃せません。
ファンやメンバーとしても、CDが廃棄されるという現状に心を痛めています
その為、ファンの間では今や、AKB商法を一番やめたがっているのはAKB48や坂道グループなのではないか、とも言われています。

運営側としても、CDの付録としてではなく、握手券を一つの商材として販売する方がコストも抑えられ、利益率も上昇し、ファンやメンバーもより心置きなく握手会を楽しむ事ができます。

現状、批判の矛先は主にAKB48グループに向けられていますが、CD不況への安易な対症療法としてAKB商法への依存を深める音楽業界全体に対しても、握手券に頼らずとも音楽を売れるような変革を求める声が高まりつつあります。

今後、握手会システム自体が改革を成し遂げて、今の常識が陳腐化するのかどうかも含めて、拡大を続けるアイドル文化からますます目が離せません。