デジタル全盛の時代と言われ、手紙を送り合う文化もすっかり廃れつつある現代。
そんな現代においても、自分が推しているアイドルに、手書きで思いを伝えたいとファンレターを送る方は多くいらっしゃいます。
そこで、ファンレターの書き方や渡し方について調べてみました。
引用:http://www.kakikata-labo.com/content/991
もくじ
アイドルへのファンレターの書き方
引用:https://celestia358.luxe/337
ファンレターを送ろうと思うタイミングは人それぞれだと思いますが、「ライブなど大きな仕事の前後」「生誕祭」「卒業」がファンレターを送る“三大タイミング”だと言われています。
しかし、このタイミングでファンレターを書こうと思うのは自分だけとは限りません。
多くのファンが同じようにファンレターを送ると考えるのが自然です。
その為、ファンレターの書き方には幾つかのポイントがあります。
1、「伝えたいことは冒頭で簡潔に書く」
多忙な中で多くのファンレターを読むアイドルがぱっと見て、要件がわかるようにしておくことが大事です。
気持ちのままに書き始めると文章が纏まらず、話題があちこちに飛躍して読み難くなってしまうので、あらかじめ要点を書きだすなどして纏めておくのがおすすめです。
2、「読みやすいように丁寧に書く」
汚い字は読むのに負担が掛かってしまいます。
できるだけアイドルに負担をかけないようにする配慮が必要です。
3、「無理な要求はしない」
例えば、ライブの前にファンレターを送り、「目印に黄色いマフラーを付けていくので気づいたら手を振って欲しい」などのような要求は、例え気さくなアイドルが相手だったとしてもやめましょう。
アイドルに負担をかけないというのも勿論ですが、アイドルがいつファンレターを読むかというタイミングの問題もあります。
ライブの前に送ったファンレターが、ライブ後に本人の元に届くという事も往々にして起こり得ます。
4、「アイドルを傷つけるような言葉は書かない」
実は、これが一番大事です。
人格否定や罵詈雑言などは以ての外ですが、例え「愛ある鞭」のつもりでも、アイドル本人の努力を否定するようなダメ出しや否定、説教めいた文句は書くべきではありません。
多くのアイドル運営は、ファンレターの中身を確認してから本人に渡しているものと考えられますが、小規模な運営であれば人手が足りず、チェックされないまま本人の目に触れてしまう場合もあります。
基本的には感謝や応援など、ポジティブなメッセージを綴るのがファンレターの大前提です。
ファンレターの渡し方
引用:https://kaiun-net.com/fanletter-writing/
一生懸命に書いたファンレターですが、その渡し方についてはグループによっても異なり、中にはそもそもファンレターの受付を停止している場合もありますので、基本的には公式HP、ファンクラブ等で確認する必要があります。
渡し方としては大まかに分けると、「現場でアイドル本人に直接手渡し」「現場に設置されているプレゼントBOXへ投函もしくは運営に預ける」「指定された宛先に郵送」の3つの方法があります。
理想的なのはやはり本人への直接手渡しですが、実際には小規模なグループに限られます。
中規模のアイドルグループとなると、「現場に設置されているプレゼントBOXへ投函もしくは運営に預ける」という方法を採るところが多くなってきます。
メジャーデビューもしているような大規模なグループともなれば、基本的には郵送のみというグループが多いという印象があります。
宛名、差出人の書き方
引用:https://kvillage.jp/column/19383
どのような渡し方にせよ、マナーとして宛名と差出人はしっかりと書く必要があります。
ファンであれば間違わないとは考えられますが、グループ名や送りたいアイドルの名前は決して間違ってはいけません。
また、普段さほど馴染みがない運営の事務所名もしっかりと確認して書く必要があります。
事務所名の後に『御中』、アイドルの名前の後に『様』を書くのは当然のマナーです。
ファンがマナーを守れない事は、ひいてはそのファンが推しているアイドルそのものの恥になりますので気を付けなければなりません。
ファンレターで忘れがちなのが、差出人です。
ファンレターを送ったとしてもまず間違いなく返事は来ません。
しかし、だからと言って差出人の住所や名前を記さなくていいという訳ではありません。
それらの記載がない手紙は、ただの不審物です。
SNSのハンドル名などをアイドルや運営に認知されているのであれば、併記するのもありです。
誰から送られたファンレターなのかがわかるという事が大切です。
但し、電話番号やSNSのIDなどの連絡先を書くのは基本的にNGです。
これらの記載がある場合、運営側で廃棄され、本人の手に渡らないばかりか、しっかりした運営であればブラックリスト入り・出禁の危険性さえあります。
同じ個人情報なのに、住所はよくてIDはダメなのかという疑問はもっともですが、マナーは時代に先行するものでも伴走するものでもなく、追随するものですので、現状では仕方がありません。
まとめ
引用:https://janda.hatenablog.jp/entry/ファンレターのすすめ
以上、アイドルへのファンレターの書き方や渡し方について調べてみました。
年賀状でさえ年々、書く人が減っているという現代において、推しているアイドルにファンレターを書いて思いを伝えるという文化は非常に貴重なものです。
また、アイドルにとってもファンの思いが直接伝わるファンレターは過酷な日々を送る中で大きな勇気の源ともなるものです。
しっかりとマナーを踏まえつつ、この素晴らしい文化が末永く続く事を願わずにはいられません。