アイドルオタクの出費が気になる!月にいくら使うのが平均?








アイドルオタクと言えば、握手会やライブ、グッズなどに多額のお金を使っているというイメージがあります。
そこで、この記事ではアイドルオタクが月にいくらのお金を使っているのかを調べてみました。

引用:https://sakkagoro.com/money-hobby-otaku/

普通の人は月にお金をいくら使う?

引用:https://www.amazon.co.jp/家計調査のしくみと見方-総務省統計局/dp/4822329100

アイドルオタクの出費について調べる前に、比較対象として普通の人が月にいくら使うのかを調べてみました。

総務省が行っている「家計調査」によると、2017年時点で「二人以上の世帯」(平均世帯人員2.33人)の消費額は月間で平均28万3,027円、単身世帯で平均16万1,623円となっています。

内訳を見ると、二人以上の世帯の場合、食費が25.7%、住居費が5.8%、光熱・水道費が7.6%、家具・家事用品が3.7%、被服及び履物が3.8%、保健医療が4.5%、交通・通信費が14%、教育費が3.9%、教養娯楽が9.9%、その他が20.9%となっています。

単身世帯の場合、食費が24.5%、住居費が12.8%、光熱・水道費が7.0%、家具・家事用品が3.1%、被服及び履物が3.5%、保健医療が4.4%、交通・通信費が11.6%、教育費が0%、教養娯楽が11.4%、その他が21.6%です。








アイドルオタクは月にお金をいくら使う?

引用:http://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2047

アイドルオタクの消費金額については、矢野経済研究所が毎年算出しており、2018年の調査で年間10万3,543円と算出されています。
月間で、約8,600円

しかし、この数値はライトファンも含め、約280万人と推測されるアイドルオタク全体の平均値であり、実態に即していないと考えられています。
何せ、8,600円ではライブのチケット1枚分程度の値段でしかありません。

例えば、地方でコンサートや握手会が行われる場合、チケット代やグッズ代は当然としても、現地までの交通費、宿泊費、食事代なども掛かってきます。
さらに、コンサートのDVD等を購入するという方も多くいるでしょう。
また、ライブ中の撮影がOKだというライブも増えており、一揃え何百万円もするようなプロ顔負けのカメラ機材を用意しているファンも増えています。
年に複数回のコンサートや握手会に参加するのであれば、年間消費額が10万円で済むはずがありません。

ネット上に投稿されたオタクたちの「自己申告」が正しいとすれば、年間ではなく、月間で10万円程度が「平均」と言えそうです。








アイドルオタクは何にお金を使っている?

引用:https://toretame.jp/travel-applications-that-can-make-expedition-expenses-of-events-cheaper-as52pa3e.html

アイドルと一口に言っても、アイドル戦国時代と言われる現在、メジャーアイドルから地下アイドルまで、日本国内だけで実に1500組以上、1万5000人以上のアイドルが存在すると言われています。

さらにアイドル文化は日本国内だけに留まらず、お隣の韓国や中国、東南アジアからインドにまで拡大しており、年々規模が拡大しています。

その為、どんなグループを応援しているかによっても、お金の使い道は異なってきます。
特定の劇場を中心に活動しているグループもあれば、全国各地のライブハウスなどを回っているグループもあり、メジャーになれば、全国ツアーなども行われます。
さらに乃木坂46やAKB48のように海外でライブを行うグループも増えてきています。

チケット代よりも、これらの現場に遠征する交通費の方が嵩みます。
深夜バスやLCC、仲間内で車を出し合うなど様々な努力が払われていますが、この交通費がもっともオタクの懐に響く出費です。

交通費を除くと、一般的にはAKB48や乃木坂46と言ったメジャーアイドルの方が、お金がかかると言われています。

特にAKB48の総選挙は毎年、投票券だけでも数十億円ものお金が動くビックイベントです。
中には、推しメンに大量投票するために自宅を売却した、生命保険を解約したなどと言う伝説的なファンもいると言われています。

そんなメジャーアイドルと比較すると、地下アイドルの方がコンサートのチケット代金などが安価である場合がほとんどです。
しかし、地下アイドルの場合は、ライブ後の握手やチェキ代が嵩むという場合も多く、結果的にメジャーアイドルのコンサートより高くなる場合もあります。
また、圧倒的に地下アイドルの方がライブの回数が多いという特徴もあります。

複数のアイドルグループを応援している方の中には、年間400ステージ以上を回るという猛者もいらっしゃるほどです。








まとめ

引用:http://www.worldfolksong.com/closeup/battlehymn/history/history2.htm

以上、アイドルオタクが月にいくらのお金を使っているのかをご紹介致しました。

アイドルオタクの経済効果は、矢野経済研究所の推定によると約3,000億円という事になっています。
しかし、矢野経済研究所の推定が実態と乖離しており、実際には年間ではなく月間で10万円程度が消費されていると点を考慮すると、アイドル市場の規模はその数倍に及ぶのではないかとも言われています。

また、アイドル市場は年々拡大を続けており、一見するとアイドルに関係ないような多種多様な業界にも恩恵を齎しています。
その様相はまさに「オタクが経済を回している」と言って決して過言ではありません。
ますます拡大が続くアイドル市場から、これからも目が離せません。