2017年のレコード大賞を受賞した『インフルエンサー』は、PVの格好良さも話題になりました。
この曲に限らず、乃木坂46は数々の名曲を生み出しています。
そこで、この記事では、そんな乃木坂46の名曲をPVランキングという形でご紹介します。
引用:https://utaten.com/news/index/12297
もくじ
乃木坂46の楽曲
引用:https://utaten.com/news/index/17279
“アイドルソング”というだけで、一段下に見るかのような風潮は現在の音楽シーンにも色濃く残っています。
しかし、乃木坂46の曲の数々が多くの人々の心を揺り動かしている事は紛れもない事実です。
そんな乃木坂46の楽曲の魅力は、“詩”と“曲”にあります。
作詞を担当しているのは、勿論、秋元康氏です。
2018年に還暦を迎えられましたが、未だにその感性は衰えることなく、若い人々の心を揺り動かす詩を書かれています。
秋元さんの詩の特徴は、聴いているとその情景が眼前にありありと浮かんでくる点にあると言われています。
また、乃木坂46の曲に関しては、“昭和”をイメージさせるようなメロディの曲が多いのも特徴の一つ。
その為、若者にとっては却って斬新なもの、大人にとってはどこか懐かしいものとして捉えられ、老若男女問わず、多くの人々に受け入れられているのです。
また、曲ごとにセンターを務めるメンバーを変更することで、それぞれのメンバーの個性を活かした楽曲を作成することが可能で、その音楽性の振り幅の広さはシンガーソングライターやバンドにはない武器ともなっています。
乃木坂46 PVランキング
乃木坂46のPVは、ダンスシーンを中心にしたものやドラマ仕立てになっているものなど、PVだけでもとても魅力的な映像作品となっています。
それでは早速、人気のPVランキングをご紹介していきます。
尚、こちらのランキングは筆者の独断と好みに依拠しています。
10位 気づいたら片想い
10位は、西野七瀬さんが初めてセンターを務めた8枚目シングル『気づいたら片想い』。
ドラマ仕立てのPVは、切ない曲調や歌詞、センターを務める西野さんの儚い雰囲気と相俟って、泣けるPVと話題になりました。
乃木坂46の、清楚で儚いという雰囲気をより強く世間に印象付け、西野七瀬さんを一挙にエースへと押し上げるきっかけともなった曲です。
9位 ポピパッパパー
9位は13枚目シングル『今、話したい誰かがいる』のカップリング曲『ポピパッパパー』。
発表当初、遂に秋元先生が壊れたのか!?と騒然となったこの作品。
タイトルの「ポピパッパパー」は乃木坂の「の」「ぎ」「ざ」「か」の音をそれぞれパ行に変換したものではないかとも言われています。
軽快なノリと激しいキレッキレのダンス、高速リップシンクが織りなすPVは一見の価値あり。
独特なリズムは一度聴くと暫く耳から離れません。
8位 インフルエンサー
8位は17枚目シングルで、レコード大賞を受賞した『インフルエンサー』。
乃木坂46史上最高難度とも言われる超高速ダンスが特徴で、PVは再生回数4300万回越えの大ヒットとなっています。
一度ミスをしてしまうとやり直しがきかないのが特徴で、ミスが出るとまたイチから撮り直しに。
メンバーは筋肉痛になりながら、撮影の合間にも練習を重ねるなどひたすら踊り続けたそうです。
Wセンターの白石麻衣さん・西野七瀬さんも格好いいのですが、PVで特に目を惹くのは3列目の伊藤万理華さんです。
裏センターという重要なポジションを務め、大いに存在感を放っています。
7位 転がった鐘を鳴らせ
7位は10枚目シングル『何度目の青空か?』に収録されたカップリング曲『転がった鐘を鳴らせ』。
生田絵梨花さんが、アイドル活動と学業の両立という忙しさの合間を縫って開発した“人の心と心を入れ替える”マシーンによって、メンバーが男子中学生・パンクバンド・ギャル・工事現場の作業員らと入れ替わってしまうという設定のPVは、乃木坂46の“清楚でお上品”という雰囲気とは異なるコミカルな一面を引き出しています。
6位 世界で一番 孤独なLover
6位は、6枚目シングル『ガールズルール』に収録された『世界で一番 孤独なLover』です。
この曲のPVは、全編を渋谷と原宿の街頭で制作したことでも話題となりました。
男女の別れを描く作品で、ここまで真正面から恋愛を扱った曲と言うのは乃木坂46の楽曲の中でも珍しいものです。
乃木坂46にしては攻撃的な楽曲で、自転車で走り抜ける疾走感あるPVの仕上がりと相俟って、ライブなどでも非常に盛り上がる曲です。
ファンの間でも、「シングルカットされなかったのが不思議」と言われるほど人気の高い楽曲の一つとなっています。
5位 バレッタ
5位は、2期生の堀未央奈さんが加入直後にいきなりセンターに抜擢された事でも話題となった7枚目シングル『バレッタ』です。
PVの中では、ヤクザに捕まった堀さんを助けようとセーラー服姿のメンバーたちがマシンガンや日本刀を持って戦うなど、これまでの乃木坂46には見られなかったアクションシーンが繰り広げられています。
『セーラー服と機関銃』を思わせるようなストーリーとレトロな雰囲気で紡がれる物語性の高いPVは、2期生の加入によって齎される変化、乃木坂46にとっての新境地を象徴する作品となっています。
4位 君の名は希望
4位は乃木坂46の“神曲”とも言われる代表的名曲、5枚目シングル『君の名は希望』です。
乃木坂46が初めてNHK紅白歌合戦に出場した際にも歌唱され、現在は東京メトロ・千代田線乃木坂駅の発車メロディーにも用いられています。
清楚で爽やかな衣装、切ない歌詞、優しいメロディーという後に“乃木坂46らしい”と言われる要素がすべて込められた作品です。
PVはDANCE&LIPバージョンとメンバーが映画のオーディションに挑む内容の2パターンが作成され、約25分という大作である点も大きく話題となりました。
3位 きっかけ
3位は、乃木坂46の2枚目アルバム『それぞれの椅子』のリード曲である『きっかけ』です。
この曲は、Mr.Childrenの桜井和寿さんがカバーされた事でも話題になりました。
ピアノの優しい音色と、誰もが若い頃に感じたであろう未来への漠然とした不安に寄り添い、そっと背中を押してくれるような歌詞が感動的です。
「乃木坂46時間TV」においてメンバーが自ら作った黒板アートの製作風景がPVになっており、真剣な表情で制作に打ち込むメンバーたちの表情にも心打たれます。
2位 Against
2位は20枚目シングル『シンクロニシティ』に収録されたカップリング曲『Against』。
この曲は、デビュー曲から5作連続でセンターを務め、グループの“顔”として乃木坂46を牽引してきた生駒里奈さんが最後にセンターを務めた楽曲です。
この曲を歌うのは、在籍する1期生20人全員。
普段、選抜メンバーとアンダーメンバーに分かれる乃木坂46において、1期生全員で歌う楽曲はこれが初めてです。
格好いい衣装とクールな表情、激しいダンスもさることながら、この曲に込められたメッセージの鋭さに痺れます。
レコード大賞や東京ドームなど、長年グループが目指してきた夢を叶え、この先何をどうしていくべきなのか。
生駒さんは、自ら卒業と言う道を選び、この曲を残すことで、後輩たちに背中で語りかけているようです。
1位 シンクロニシティ
1位は20枚目シングル『シンクロニシティ』。
MVの再生回数も1823万回を越えるこの作品は、センターを白石麻衣さんが務めました。
全員が純白のワンピースに身を包み、木造建築の中で、窓から差し込む柔らかな光を浴びながら、優雅かつ神秘的に舞う姿は神々しくすらあります。
見ているだけで胸を打たれ、鳥肌が立ち、思わず涙が浮かんできます。
この曲を以てグループを卒業した生駒里奈さんは、卒業曲でありながら自らセンターを辞退し、裏センターと呼ばれる重要なポジションから全体を見守っています。
その表情にもまた、ぐっとくるものがあり、乃木坂46としての歴史を積み重ねた今だからこそできる表現となっています。
まとめ
引用:https://snaplace.jp/maps/?id=269
以上、乃木坂46のPVランキングをご紹介してきました。
乃木坂46がこれまでに発表してきた楽曲は全177曲にも及びます。
その中から10曲を選ぶのは、実に断腸の想いでした。
ご紹介した曲以外にも、素敵な曲はまだまだあります。
今後も、こんな素敵な曲をどんどん生み出してくれる事でしょう。
これからの乃木坂46からますます目が離せません。