週刊少年ジャンプで1996年から2004年まで連載されたマンガ「遊☆戯☆王」。
このマンガから誕生した対戦カードゲームは今でも根強い人気を誇り、「世界一販売枚数の多いトレーディングカードゲーム」および「参加人数が最も多いトレーディングカードゲームトーナメント」としてギネス認定もされているほどです。
そんな人気マンガ「遊☆戯☆王」ですが、2000年には「遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ」としてアニメ化もされています。
そして、その主人公・武藤遊戯の声優を担当したのは、ジャニーズ事務所の風間俊介さんです。
風間俊介はジャニーズきっての演技派!
風間俊介さんは、1997年、中学2年生の時にジャニーズ事務所に入所しました。
同期には関ジャニ∞の錦戸亮さん、安田章大さん、大倉忠義さん、そして一年先輩の1996年入所には松本潤さん、二宮和也さん、相葉雅紀さん、山下智久さんといった豪華メンバーがいます。
風間さんは、ジャニーズJr内で山下智久さんや生田斗真さんらとともに「Four Tops」いうグループを結成し活躍していましたが、現在は特定のグループには所属せず、俳優業に専念して活動されています。
「金八先生」やNHK連続テレビ小説「純と愛」などに出演した風間さんの俳優としての評価は高く、ジャニーズきっての演技派として知られています。
引用:https://girlschannel.net/topics/281270/
「遊戯王」の声優に抜擢!しかし・・・?
風間さんは2000年から、「遊☆戯☆王」の主人公・武藤遊戯の声優を担当されています。
ですが、声優としての仕事はこれが初めてだった風間さん。
当時の演技は、話題になるほどの棒読み演技だったそうです。
2016年4月に公開された『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK DIMENSIONS』の初日舞台挨拶では、当時のことを振り返り、「初期のお芝居のシーンが流れるたびにゾッとしていました。」と自虐的なコメントをしています。
それでは、実際に初期のお芝居を見てみましょう。
う、うーん・・・確かに棒読みですね(汗)
風間俊介が遊戯王の声優担当になったのはなぜ?
声優としての実績があったわけでもなく、「光る才能を見出されて」というような経緯でもなかった風間さんの声優抜擢ですが、いったいなぜ風間さんが選ばれたのでしょうか?
実は、遊戯王のアニメ化に際し、制作スタッフが自然体で遊戯を演じられる少年を探し求めてジャニーズ事務所に交渉をしたところ、白羽の矢が立ったのが風間さんだったそうです。
確かに自然体な少年のイメージにぴったりな風間さんですが、当時はジャニーさんの「YOU、声優やっちゃいなよ」の声に「なぜ自分が?」と思ったのではないでしょうか。
ですが、その後風間さんは回を重ねるごとにメキメキ成長し、ラストでは完璧に主人公の表と闇の声を使い分け演じ切りました。
もしかしたらジャニーさんは、ここまでの成長を見越して風間さんに声を掛けたのかもしれませんね。
引用:http://duellinks.doorblog.jp/archives/5043331.html
『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK DIMENSIONS』の初日舞台挨拶で、風間さんは「よくここまで耐え忍んで僕を使い続けてくれた。今回、僕の声優人生のすべてをこの作品に注いだ。僕にとっても感慨深い作品。」と努力を重ねながら続けてきた想いを話しています。
一度は闇遊戯役の声優の変更があったようですが、3年ぶりに劇場版に登場した風間遊戯の声を聴いて、泣いたファンもいたそうです。
まとめ
風間さんが遊戯王の声優に選ばれた理由は、ジャニーさんの先見の明によるものだったということですね。
「少年の顔を見れば10年後の顔が見える」と言うジャニーさん。
顔だけでなく、才能を見抜く目も確かなのかもしれませんね。