なんでも鑑定団!最高価格はいくら?歴代の最低額も!








1994年の放送開始以来、長きに渡ってテレビ東京を支えている人気番組
「開運!なんでも鑑定団」(毎週火曜20:54~21:54放送)

 

毎回持ち込まれる”お宝”の鑑定額の発表には毎回ハラハラさせられますが、
今までの放送で最高価格だったお宝はいくらだったのか気になるところです。

逆に最低額だったダメなお宝の方も気になるので、そちらも調べました。

なんでも鑑定団の歴代の最高価格はいくら?


引用元:http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/ranking_total.html

こちらの柿右衛門様式の額は、なんと、5億円…!!
登場したのは2005年9月27日放送分

 

依頼人はドイツの名家ヘッセン家の当主だった
モーリッツ・フォン・ヘッセンさん
で、
かつてドイツ・ヘッセン州を統治していた一族の末裔です。

 

先祖が集めた数々のお宝を持っている方で、
中でも17世紀に生きたヴィルヘルム8世が集めた、
中国や日本の磁器は本当に貴重なものばかり。

 

放送では、なんと鑑定団おなじみの
中島誠之助さんと阿藤芳樹さんが、ドイツの依頼主のお宅へ訪問。

その中からスタジオで是非鑑定したいと
来日したお宝が、この「柿右衛門様式の壺 」です。

 

「柿右衛門様式」とは、
江戸時代、肥前国(佐賀県)有田の陶芸家・
酒井田柿右衛門(さかいだ・かきえもん)の
一族が築いた有田焼の一つの様式です。

 

酒井田柿右衛門は代々その名前を継いでおり、
初代が1596年~1666年の時代に生きました。
現在は酒井田浩さんが十五代を襲名しております。

 

こちらの壺はその中でもその初代を中心に作られたものです。
本人評価額も1億円と高額でしたが
もちろん本物だったため、更に5倍の5億円の鑑定額となりました。

 

中島誠之助さん曰く、正に国宝級の代物だそう。
ただ、依頼主の家柄の由緒正しさを考えると、
歴代最高額なのは当然かもしれません。

 

ちなみにその後も「柿右衛門様式の壺 」は番組に登場しています。
2014年11月25日放送分に登場したものは、
よく作られた偽物で鑑定額は1万円でした。

 








なんでも鑑定団の歴代最低価格はエラー10円玉?


引用元:http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20120807/06.html

さて最低額の方ですが、こちらは少し調べるのが大変でした。
最低の金額はもちろん“0円”

 

他にもあるかもしれませんが、今回調べて分かった”0円”のお宝は、
2012年8月7日放送分に登場した
「両面に平等院鳳凰堂が刻まれたエラー10円玉」です。

 

両面とも同じ柄のエラーコインで、
本物ならかなり珍しいものになるので、
高額の鑑定額が期待できるところでした。


本人評価額は40万円
でしたが、こちらは偽物
本物の10円玉を横に切って貼り付けただけの偽造品で、
側面のギザギザがずれていて鑑定士にバレました。

 

こうした現行貨幣の加工は犯罪なので、スタジオはなんともお寒い雰囲気に。
偽造硬貨を掴まされた依頼人もお気の毒です。

 

一般的にたとえ偽物でも、例えば屏風の偽物なら、普通の屏風としては本物なので、
その一般的な屏風の値段がついてしまいます。

そのため本当に評価額が”0円”になってしまうお宝は、案外少ないようです。








なんでも鑑定団の最低額記録は隕石…?


引用元:http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20141230/06.html

値がついたお宝で最も最低額だったものと思われるのは
2014年12月30日放送分の偽物の「隕石」で、100円の値がついています。
ただの石でしたが、オマケで100円にしてくれました。

 

しかしこの依頼主の方が変わった方で、
最近ニュースで隕石が飛来したというのを見て、
「50年前に自分も同じものを見た!」と思い出し、
記憶だけを頼りにその現場で2時間も探し求めて見つけた品という代物。

 

そりゃ50年も経っていれば、無理ですよね…。
でも鑑定では、きちんと比重や成分を分析して
隕石でないことを証明していました。

 

実は番組に「隕石」が登場することは多く、
つい最近の2018年10月16日放送分にも登場。
こちらは本物で、50万円の値がついています。

 








なんでも鑑定団の最高価格まとめ

やはり、この番組は鑑定額が高額、もしくは偽物で激安、
というパターンは面白いですね。

 

最高額は5億円で、2005年以来13年間更新されていませんが、
これを上回るお宝は出るのでしょうか。
今度は私たちのような庶民の方にも是非期待したいところ。

 

最低額は0円より下は無理ですが、
1円や2円などの思わず笑っちゃう評価額なんかも今後見てみたいですね。