長らく出版不況と言われ、女性のソロ写真集においては1万部売れればヒットと言われる時代が長く続きました。
そんな常識を塗り替えたのが乃木坂46のソロ写真集です。
この記事では、日本史上最速ペースで売れている生田絵梨花さんの写真集が売れた理由に迫っていきます。
引用:https://article.auone.jp/detail/1/5/9/81_9_r_20190201_1548961412324638
もくじ
生田絵梨花の写真集
引用:https://item.mercari.com/jp/m76084154353/
“いくちゃん”の愛称で親しまれる生田絵梨花さん。
学業に専念するために休業した1枚を除き、すべてのシングルで選抜入りを果たしている人気メンバーです。
容姿端麗にして、ピアノ・歌唱力・演技力・バラエティ対応力を兼ね備える彼女は、これまでに2冊のソロ写真集を発売しています。
2016年に発売した『転調』は生田絵梨花さんの生まれ故郷であるドイツ・デュッセルドルフで撮影したもの。
5歳で離れて以来、13年ぶりの里帰りとなった故郷で、生まれ育った家や近所の公園、よく食べたアイスクリームや名前の由来ともなったエリカの花など、18歳の生田絵梨花さんの素顔が詰まった1冊となっています。
2冊目のソロ写真集は2019年1月に発売された『インターミッション』。
撮影は生田絵梨花さん憧れの地であるニューヨークにて行われました。
前作の発売から3年、21歳になった生田絵梨花さんの大人の女性に成長した姿が収められた1冊となっています。
『転調』は音楽用語、『インターミッション』は演劇用語とアイドルにしてミュージカル女優でもある生田絵梨花さんらしいタイトルも印象的です。
生田絵梨花の写真集が売れている!
引用:https://news.mixi.jp/view_news.pl?id=5465234&media_id=100
『転調』は累計発行部数15万部、『インターミッション』は初版20万部と言うロケットスタートから始まり、史上最速のペースで増版を重ねて2月18日には早くも累計発行部数が30万部を突破といずれも大ヒットを果たしています。
特に『インターミッション』は、発売5週目でも売上ランキング2位に入っており、この時点での売上では白石麻衣さんの『パスポート』をも上回る実績を叩き出す異例のヒットとなっているのです。
発売から2年以上経っても売上ランキングに名を連ね、歴史的ロングヒットを続ける“怪物”『パスポート』に並ぶロングセールスを成し遂げるのではないかと期待が集まっています。
生田絵梨花の写真集が売れている理由は?
生田絵梨花さんの写真集が売れに売れている理由について検証してみました。
女性人気の高さ
引用:https://magazineworld.jp/anan/anan-2137/
元々、出版不況と言われる中で、女性ソロ写真集が「1万部売れればヒット」と言われていた背景には、購買層が限りなく男性に限られていたことが要因だと言われています。
乃木坂46のメンバーは、白石麻衣さん、橋本奈々未さん、松村沙友理さん、齋藤飛鳥さんら女性ファッション誌のレギュラーモデルを多く輩出してきており、“アイドル界随一”と言われるほど多くの女性ファンが存在することが、写真集の売上を大きく増大させる要因となっています。
生田絵梨花さん自身は専属モデルを務めている訳ではありませんが、『anan』の表紙を飾るなど各誌に登場しています。
アイドルファン以外への浸透
引用:https://spice.eplus.jp/articles/223073
生田絵梨花さんは乃木坂46として活動する以外にも、女優として『ビブリア古書堂の事件手帖』や『残念な夫』に出演もしています。
特に、ピアニストを目指す女子高生役を演じた『残念な夫』では、「あの美少女は誰!?」と大きく話題を集めました。
さらに、プロ級の腕前を持つピアノについては『芸能界特技王TEPPEN』でも披露しています。
また、ミュージカル女優としても活躍しており、『ロミオ&ジュリエット』や『レ・ミゼラブル』、『モーツァルト』などに出演して第8回岩谷時子賞奨励賞を獲得しています。
この様にマルチな活躍を見せる生田絵梨花さんには、“アイドル”としての生田絵梨花さんを応援するファンだけでなく、様々な層のファンがいるとされ、写真集の売り上げが伸びている要因の一つと考えられています。
乃木坂46のSNS戦略
引用:https://twitter.com/erika_newyork/status/1080709471096074241
AKB48のメンバーはTwitterやInstagramと言ったSNS上にアカウントを有し、日々情報を発信しています。
その一方、乃木坂46のメンバーはSNSアカウントを有していません。
その例外となるのが、写真集の公式Twitterです。
このアカウントでは、発売前から上記の画像のようなオフショット写真を投稿するなどして話題作りに努め、発売前にして約20万人というフォロワーを集めています。
普段、乃木坂46のメンバーから発信される情報が少ない分、写真集の公式Twitterには大きな注目が集まる事となるのです。
乃木坂46の露出戦略
引用:https://plaza.rakuten.co.jp/ruzerukabu/diary/201706270027/
AKB48など他のアイドルグループがMVや雑誌グラビアなどで水着姿やランジェリー姿などを度々披露しているのに対し、乃木坂46や欅坂46、日向坂46などの坂道シリーズは一貫して露出は写真集のみと言う方針を貫いています。
その為、写真集に収められている水着やランジェリー姿は普段目にすることのできないものであるだけに高い希少性があります。
また、露出をしていながら乃木坂46の持つ“清楚”“可憐”“上品”と言ったイメージを崩さないような配慮が為されているのも特徴的で、女性ファンが見たとしても“厭らしい”と嫌悪感を持つことなく、“美しい”と感嘆させる作品に仕上がっています。
この点が、生田絵梨花さんに限らず、乃木坂46の発売する写真集が大ヒットする最大の要因となっています。
まとめ
引用:https://twitter.com/erika_newyork/status/1067977553099415552
以上、生田絵梨花さんの写真集が売れた理由について纏めてみました。
女性人気の高さ、アイドルファン以外への浸透、乃木坂46のSNSや露出戦略などが主な理由となりましたが、乃木坂46随一の“才媛”と言われる生田絵梨花さんであれば、今後さらに活躍されていくことは間違いありません。
それにつれて、写真集の売上も今後伸びていくことが予想されています。
どんどん坂を上っていく生田絵梨花さんと、彼女の写真集の売上からますます目が離せません。