日本テレビで毎週日曜夜に放送されている(放送局により放送日時が異なります)
音をテーマにしたミニ番組「音のソノリティ」。
そのテーマソング、大変耳心地の良い曲ですが、
番組でもクレジットされません。
そこでこのテーマソングについて調べました。
「音のソノリティ」とは?
引用元:http://www.ntv.co.jp/oto/
まずその前に番組についての情報をおさらいしておきます。
正式タイトルは「音のソノリティ 〜世界でたった一つの音〜」。
番組は電源開発(J-POWER)の一社提供で、
日本各地のそこでしか聴けない自然由来の音や、
文化的もしくは伝統的な音を紹介する番組です。
ナレーションは日本テレビアナウンサーの
森富美さんが現在務めています。
タイトルになっている「ソノリティ」とは、
フランス語由来の音声学用語で、
外部からの音響刺激を人間の聴覚がとらえるときの、
捉えやすさ、聞き取りやすさのことを示します。
関東の日本テレビでは、毎週日曜20:54~21:00に放送で、
ちょうど「イッテQ」と「行列のできる法律相談所」の間の時間なので
見かけたことのある方は多いのではないでしょうか。
2018年4月よりBS日テレや、系列の地上波7局でも放送開始になりました。
番組自体は2003年10月11日開始で、満15年の長寿番組になります。
元々土曜21:54枠でしたが、2010年4月に日曜のこの時間に移動してきました。
音のソノリティのテーマ曲は誰の曲?
さて本題の、この番組のテーマ曲は誰の曲かという問題です。
調べますと、中国・上海出身の二胡奏者である、
チェン・ミンさんという方が作曲・演奏した
「風のくちづけ (風之吻)」という曲だそうです。
チェン・ミンさんのアルバム「My story~我的故事~」(2002年5月16日リリース)
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B0000641RA
・オムニバスアルバム「New ASIA II」(2003年2月26日リリース)
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B00007M8QY/
などに収録されています。
チェン・ミンさんについて
引用元:http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=7157&shop=2
チェン・ミン(陳敏、Chen Min)さんは、
1968年12月13日中国蘇州生まれ、上海出身。
幼少の頃から二胡を学び、二胡一直線の人生を歩まれています。
中国で二胡奏者として成功した後、
1991年来日、1993年共立女子大学に入学し、日本文化を専攻。
1997年に共立女子大学を卒業し、日本でも演奏活動を開始。
1998年6月24日、「鳥の歌」でCDデビュー。
2001年のアルバム「I Wish -我願-」で注目を浴び、
コンサートやCD制作など音楽活動を活発化させ、
2003年、第17回日本ゴールドディスク大賞特別賞を受賞。
この番組のテーマ曲「風のくちづけ (風之吻)」も
ちょうどその頃の楽曲ということになりますね。
日本のテレビ番組や映像作品への参加は、この番組だけではなく
・映画『たそがれ清兵衛』(2002年)
・NHKスペシャル『アジア古都物語』(2002年、NHK)
・日中国交回復30周年記念番組『桂林 天下の絶景を行く』(2002年、NHK)
・アニメ『火の鳥』(2004年、NHK)
・ドラマスペシャル『李香蘭』(2007年、テレビ東京)
・大河ドラマ『風林火山』紀行(2007年、NHK)
といった数々の大作へも参加されています。
まとめと感想
大変心地の良いこの曲で、日本人離れをしているなと思っていましたが
なるほど、中国本場の二胡奏者で著名なチェン・ミンさんの楽曲だったのですね。
この番組の自然や伝統の音を扱うテーマと大変マッチしています。
チェン・ミンさんは現在も日本で精力的に活動されているので、
この曲が気になったという方は、是非ファンになってみてはいかがでしょうか。