2019年7月9日にジャニーズ事務所代表取締役社長であるジャニー喜多川さんがその生涯に幕を下ろしました。これによりジャニーズ事務所は変革期を迎えました。
ジャニーズ事務所は衰退してしまうのか?
それともジャニーさんの意思を継ぐ者が現れるのか?
キーパーソンは、元ジャニーズの滝沢秀明氏です。
ジャニーさんは生前、滝沢さんと特別な関係であったと言われています。
そこで、それぞれの人物像やこれまでの仕事に関する情報から、2人の関係性を見ていこうと思います。
もくじ
ジャニー喜多川社長はどんな人物?
引用:https://mayuponstyle.com/entame/johnnys/5883/
「男版・宝塚をこの手で作りたい」
ジャニー喜多川社長(以下ジャニーさん)のこの志の下、ジャニーズ事務所は生まれました。
ジャニーさんは主に、人材発掘、教育(歌、ダンス、芝居)、舞台の演出及び監督を行なっていました。
そんなジャニーさんには「その人の顔を見れば10年後の姿も見える」という特殊能力を持っていました。
この能力によって世に送り出されたジャニーズアイドルは数知れず。
男性アイドルというジャンルを確かなものにしたのは、間違いなくジャニーさんでしょう。
滝沢秀明(タッキー)の経歴は?
引用:https://mdpr.jp/news/detail/1809959
タッキーこと滝沢秀明さんといえば、スーパーアイドルとして知らない人はいないでしょう。
13歳でジャニーズ事務所に入所し「ジャニーズ黄金期」にはリーダーとして100人以上のジュニアをまとめました。
デビュー前にも関わらずメディアに取り上げられる事が多かったため、その知名度は抜群でした。
ジャニーズの事にあまり詳しくない人でも滝沢さんの事は知っているという人は多いのではないでしょうか。
また、2002年に「タッキー&翼」としてデビューしてからは「Venus」や「夢物語」などのヒット曲を世に送り出しました。
引用:https://haru-journal.com/trend/entertainer/3627/
さらに2006年には「滝沢演舞城」の初公演に成功し、舞台の奥深さ、面白さに目覚めます。
そして2018年12月31日に芸能界を引退し、現在はジャニーズ事務所の関連会社である「ジャニーズアイランド」の社長に就任しました。
このようにアイドル街道をひた走り、惜しまれつつも芸能界を引退したタッキーですが、ジャニーさんとは特別な関係を築いていたと言われています。
引用:https://ankoron.com/johnny-takizawa-relationship/
それは一体どのようなものなのか?
いくつかのエピソードとともに検証していきましょう。
ジャニーさんとタッキーの関係は??
ジャニーズジュニア時代
引用:https://actor-entertainer.com/takizawahideaki-history/
滝沢さんは、入所当初からジャニーさんに目をかけてもらっていたと言います。
デビュー時のV6の挨拶回りに滝沢さんを連れて行って、業界に早く慣れるように勉強させてくれたそうです。
またジャニーさんは、滝沢さんに対して芸能界でのイロハだけではなく人としての礼儀や作法も指導したと言います。
実は滝沢さんは、幼い頃にご両親が離婚しており「父親からの愛情」を知らずに生きてきました。
そんな滝沢さんにとって、ジャニーさんはいつしか父親のような存在になっていったのです。そんなジャニーさんからの期待を一身に受け、滝沢さんは異例の早さで実力と人気を獲得していきます。
入所の約半年後にはドラマ「木曜の怪談」の主演に抜擢され、1998年にはバラエティ「8時だJ」のMCをお笑い芸人のヒロミさんと共に務めました。
この番組には、デビュー前の嵐や関ジャニ∞、山下智久さんや生田斗真さんらといった「ジャニーズ黄金期」と称されるメンバーも多数出演していました。
引用:https://www.pinterest.jp/pin/604186106239808043/
ジャニーさんからの期待に押しつぶされることなく、滝沢さんはジャニーさんの期待に応え続けスターへの階段を駆け上がっていきました。
しかし、ジュニアのリーダーとして悩むこともあったと言います。
そんな時に本音でぶつかることができるのがジャニーさんであり、2人で困難を乗り越えていったのです。
デビュー後
「タッキー&翼」としてデビューした滝沢さんは、音楽活動だけでなく、舞台にも活動範囲を広げます。
引用:https://www.asahi.com/sp/articles/ASL645QKTL64OIPE025.html
「僕は城を作りたいんだ、滝沢の城を」
2006年公開の「滝沢演舞城」は、ジャニーさんのこの一言から始まりました。
滝沢さんはこの舞台を通して、ただ主演を務めるのではなく、構成や演出に関してジャニーさんから学んでいきました。
その中で、裏方としての仕事の面白さを身をもって学んだと言います。
そして2018年12月31日、ジャニーさんの跡を継いでジュニアの育成やプロデュースに携わるために芸能界を引退しました。
滝沢さんの引退報道がされた時、ジャニーさんは週刊誌の取材に対して以下のように答えています。
「驚きとともにうれしくて涙がこぼれそうでした。このような決断をしてくれた滝沢には心より感謝しています」
滝沢さんの大きな決断に対してのジャニーさんの言葉、愛を感じますよね。
滝沢秀明の現在の活動は?
引用:https://geinoutomoking.com/ent/5507/
現在は「ジャニーズアイランド」の社長としてジュニアの育成に当たっている滝沢さん。
ジャニーズ内ユニット「Snow Man」のメンバー補強を行ったり、デビュー前のユニットを続々とテレビ番組を出演させたりと手腕を発揮しています。
そして7月13日放送の「音楽の日」では、自身初プロデュースとなるパフォーマンスが放送されました。
引用:https://mayuponstyle.com/entame/johnnys/5941/
Snow ManやHiHi Jetsらジャニーズジュニアの魂のパフォーマンスは心を揺さぶりました。
きっと、天国のジャニーさんにも届いたことでしょう。
また、パフォーマンス前には滝沢さんからの手紙が読まれました。
そこにはジャニーさんに対する深い愛情とこれまでの感謝が記されており、2人の深い絆を感じました。
まとめ
滝沢秀明さんにとってのジャニー喜多川さんは「父親のような存在」であり、深い信頼関係で結ばれていたことが分かりました。
そんな父親の意思を継ぎ、滝沢社長はジャニーズのためにプロデュース業に注力していきます。
表舞台でアイドル・タッキーを見られないことは残念ですが、これからも自分が選んだ道を突き進む滝沢さんを応援していきましょう。