国民的アイドルグループとして日々活躍している乃木坂46。
結成から8年と言う時を刻んできた中で、実はファンの間で“事件”と呼ばれる出来事も起きていました。
そこで、この記事では“振り付け事件”と言われている出来事をご紹介します。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=o5ZyokxGIso
乃木坂46の振り付け事件とは?
上記の動画は、乃木坂46の2枚目シングル『おいでシャンプー』のPVのショートバージョンです。
この楽曲は乃木坂46が初めてオリコンランキング1位を獲得した記念すべき曲であり、乃木坂46のファンの間でも人気の高い楽曲の一つです。
“振り付け事件”はこの曲で発生しました。
発売に先だって、乃木坂46の冠番組『乃木坂って、どこ?』の2011年4月9日放送回の中で初披露された際、その振り付けがファンの間で物議を醸し、批判が殺到する事態を招いたのです。
問題となったのは、間奏部分。
現在公開されているPVはその手前で終了するショートバージョンなので、この部分は公開されていません、
批判された振り付けは、「メンバーが一斉にスカートの裾をつかみ、膝上まで持ち上げてひらひらさせる」「一度スカートを下ろした後、今度は完全にめくりあげて中に履いていたショート丈のペチコートを見せながら踊る」というものでした。
振り付けを担当したのは、サザンオールスターズ、SMAP、沢田研二さんら有名アーティストの振り付けも担当した事のある有名振付師の南流石さんで、乃木坂46のデビューシングル『ぐるぐるカーテン』の振り付けも担当していました。
しかし、この振り付けに対しては、ネット上で、「PTAからの抗議が心配」「スカートをめくる理由がわからない」「歌詞とも乃木坂のイメージとも関係ない」「振り付けにセンスが全くない」などと批判が殺到したのです。
秋元康氏からも苦言が。
引用:https://エンタメメディア.com/akimotoyasusi/
秋元康氏もソニーミュージックの担当者に対して、「会議の時に言ったじゃないか!あれは、やりすぎだよ」と苦言を呈し、「これから収録の音楽番組等は、全部、その部分の振り付けを直してください」と指示を出しています。
その結果、運営側は振り付けを変更することを決断し、その旨4月16日、乃木坂46の公式サイト上で発表しました。
その一方で、振り付けを担当した南流石さんについては、「南流石さんのせいじゃないよ。本当はとってもキュートな振り付けなんだけど、乃木坂46のコンセプトには合わない」とし、原因に関しては「制作チームが乃木坂46のコンセプトを理解していないからだと思う」と述べています。
また、自身についても「難しいなぁ。制作チームに自由にやらせてあげたいと言う気持ちと全部、チェックしなきゃいけないと言う気持ちと」と述べ、多忙な中ですべてをチェックし切れなかったことに対する葛藤の言葉を記しています。
『おいでシャンプー』に隠されたもう一つの秘密
『おいでシャンプー』に関しては、振り付け事件の他にもう一つ秘密が隠されていると言われています。
「白い半袖のシャツがきらり 水のないプール 君はデッキブラシで掃除してた 僕はホースの先を細めて 霧のその中に虹を見せるよなんて ふざけてた」
上記は、『おいでシャンプー』の歌詞の一部ですが、この情景がAKB48の楽曲『君の事が好きだから』のPVに登場する指原莉乃さんを表していると言うのです。
『君の事が好きだから』のPVを確認してみると、0:45秒当たりから指原莉乃さんが登場し、確かに水のないプールでデッキブラシを持って掃除をしている様子がわかります。
実は『おいでシャンプー』の発売日は指原莉乃さんのソロ曲『それでも好きだよ』の発売日と同じ。
その為、このような仕掛けが隠されたのだろうと言われています。
まとめ
引用:https://s.magazineworld.jp/nogizaka/
以上、乃木坂46の振り付け事件についてご紹介しました。
改めて、アイドルの楽曲と言うのは多くのプロたちの仕事で成り立っている事がわかります。
時には意思の疎通がうまくいかずに、このような出来事を招いてしまうこともありますが、これらの教訓や反省を活かしたからこそ、乃木坂46は坂を上り続けることができているのでしょう。
今後も坂を上り続けるであろう乃木坂46からますます目が離せません。